短距離選手の無意味、無駄な走り込みはやめよう。 意味のある練習とは。

こんにちは!!

そろそろ12月で、完全に冬季練習に移行したと思います。 

走り込みなど、練習の量が上がり、選手はこんなに練習する意味があるのか??と思いますよね(笑)  

最近ネットなどで無意味といわれていますね。それについて、私の意見を書きたいと思います。

 

また、冬季練習では、どんな練習をするべきなんでしょう。 

これを絶対したらいい!!なんて練習は残念ながら私にはわからないので、おすすめを紹介するといった形にはなりますが、ぜひ見ていってください!!

 

 

走り込みは必要なのか

タイトルで、「無意味な走り込みはやめよう」と書きました。

走り込みが無意味なのではなく、無意味な走り込みをやめよう。です。 ややこしいですね(笑)

 

何が言いたいのかというと、ただ何も考えずいっぱい走って頑張ったー!!強くなったーー!!っていうのはほぼ無意味だよってことです。 例えをするなら、

 

100m×100本

話ではおそらくみんなが聞いたことのある、100m×100本。 大学二年の菅平合宿に行ったときに、初めて生で見ました。

しかもスパイクで真夏に昼間に集団で。超邪魔です。 実在していたのかと驚きました(笑)

 

完全に無意味とまではいいませんが、頑張った割に得られる効果は少ないと思います。 

 

まあ普通に走りまくっているので身体は強くなるでしょうし、これだけ頑張ったんだから!!って自信につながる点はいいと思いますが、怪我のリスクや、熱中症などのリスクを考えたときに、本当にやるべき練習であるかといったら、やるべきではないと思います。

  

100本もやって集中力が続く超人はまあいないと思います。 ましてや中学生だったら絶対続かないと思います。 まあこんな練習中学校のあほな顧問しか思いつかないと思いますが(笑)

 

個人差はありますが、10本くらいからフォームがたぶん崩れます。

崩れたフォームで一日に90本近く走るわけです。 普段とは違うところに負荷がかかって怪我をしてしまったり、悪いフォームが癖になったりする可能性があります。 やめましょう。

 

  

 

意味のある走り込みとは

意味のある走り込みとは、何か目的をもって行う走り込みです。 

例えば、力みやすいから、リラックスしたフォームで多く走って、そのフォームを癖付けさせるため。 心肺機能の強化のため。 など。

いろいろ選手や学校によって目的は違うとは思いますが、多くの学校が目的を持った走り込みをしていると思います。

そういった明確な目的をもって、なおかつメニュー負けしない走り込みなら、いい練習になっていくと思います。 とくに冬季練習のようなスピードの出しにくい環境で練習をするのなら、強度を上げるとなると、本数を増やすという判断が一番しやすいです。 なので走り込み自体を否定する気は全くありません。 

 

何回も言いますが、目的を明確に持ちましょう。 

 

 

ここからは、高校の時の経験などを話したいと思います。 

意味の感じられない走り込みを続けるとどうなるか。高校の体験談

正直、速くなる選手が多いと思います。 実際、高校の時私もとりあえず量をやっておけ、といった走り込みは多くありました。 

坂の250m5本×3セットや、坂ダッシュ5本×3セット×5セット、500m~100m×3セットのような、気の遠くなるような量の練習が多々ありました。

おそらく強豪校だった選手はこれくらいの量の練習をこなしていたのではないかと思います。もしかしたらこれくらいで何文句言ってるんだって言われるかもしれません(笑) 

しかし、こうする!といった明確な目的があるかどうかといったらあまりないと思います。 顧問の高校時代はこうだったからお前たちもこうしろ!!といった感じのメニューだと思います。

 

しかし、膨大な量の走り込みをしていると、怪我をせずに乗り越えられれば、筋力、心肺機能ともに強化させると思います。 なので、走り込みをしまくっていて速くなる選手も多くいると思います。

 

 

 

 

怪我をしなかった選手は一人もいなかった

 

高校の短距離の選手で私の代だったら、怪我をしなかった選手は一人もいなかったと思います。 

特にスポーツクラスで練習を休めない環境にいた私は、何回も繰り返し怪我をしました。 

 

推薦をとっている高校って大体治ったらすぐ練習に戻されたり、治ってないのに試合に出ないといけないなんて当たり前ですもんね(笑) 

本当にそういうのが当たり前という感覚を変えるべきだと思いますが。

 

しかし、怪我をよくするということは、無理にいいように言えばしっかりと強度の高い練習をしているということでもあります。 無理に無理にいいように言いましたが(笑)

 

 

 

大きくベストを更新できた 

 

そういう練習をこなしているうちに、私も含め推薦でとられた3人は、大きく3年間でベスト記録を更新しました。

11.5秒、23.5秒から3年で11.01秒、22.13秒になりました。 まあ活躍できたかというと全然ですが大きく伸びはしたと思います。 

 

 

 

思考停止になる選手が増える

 

きつい練習=強くなる、顧問の言うことを聞いていれば強くなる=強くなる、のように思考停止してた選手が多かったと思います。

 

私も含めて(笑)

何も考えずにただ言いなりになっている選手や、量が多すぎて、走りこみがきつすぎて何かを意識する余裕もなく、速く終わらせることだけを考えて練習をする、という状況に陥りやすいです。 

 

このような練習をし続けて、大学に行くととても困ると思います。 

なぜなら、大学は自分で練習を考えなければいけない環境の場所がおおいのと、伸び悩んだときに練習量が足りない!!と思想が固まってしまう選手になってしまう可能性が高いからです。

高校できつい練習をして強くなった選手は、そうなってしまいがちです。

 

もちろん、練習量は大切です。 が、練習量を増やせばのびるという簡単なものでもありません。 しかし、量をこなす以外に強くなった経験がないと、量をこなさないと不安になったり、技術的練習に抵抗を覚えたりします。

そうなると、自分の弱点に目を向けずにただ練習量を増やして、きつい練習をしている割に伸びない、という状況に陥りやすいです。 

 

理由は簡単です。 走り込みで鍛えてきた選手が、さらに走りこみで鍛える伸びしろは少ないからです。 

テストで例えると90点の英語で総合得点を伸ばすより、50点の数学を頑張ったほうが総合得点の伸びはいいですよね。 タイムは総合得点です。 

 

スタートダッシュや、接地の確認などといった技術的をやっていなかった選手は、そこの部分の伸びしろは大きいです。 しかし、思考停止になっていると、そういう部分に気づけなかったりします。

 

 

 

まとめ

めっちゃいろいろ書きましたが、結局言いたかったことは、常に目的や意識を持ちましょうということです(笑)

私の高校の体験談に共感してくれる人って結構いると思います。 

 

そういう選手は、いったん自分の足りない部分を見つめてみましょう。 

言いなりで思考停止していた私自身も、いったん自分を見つめなおして、自分に必要な練習を取り入れるようにした結果、初めて10秒台を出すなどタイムを伸ばすことができました。

 

正直、多少量を減らしても心配になる必要はありません。走り込みに体力を使うより、もっと体力を使う対象はあるんじゃないかと思います。 考えて練習していきましょう!!

 

トレーニングに関する記事なども書いています! ぜひご覧になっていってください!!

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