こんにちは!!
今日は、成長期に筋トレをしてしまうと、身長が止まってしまうのか、とよく言われる話について記事を書いていきたいと思います。
中学生で部活を始めたら筋トレをさせられる、となると本人はともかく親は身長止まったりしない?と心配になりますよね。
目次
筋トレをしても身長は止まりません【アメリカと日本の比較】
中学生、高校生で筋トレをしたとしても成長が止まることはありません。
よくこの話で使われる例で話しますと、アメリカ人のほうが日本人よりも、若くしてウエイトトレーニングを始める人が圧倒的に多いのですが、平均身長はアメリカ人のほうが大きいですよね。
筋トレが身長の成長を妨げるという根拠、実例はありません。
あとに詳しく話しますが、骨や関節に過度に負荷のかかるトレーニング(うさぎ跳びや超高重量)をすると、悪影響を及ぼしてしまいますが、それは成長期に関わらずどの年齢の人が行っても悪影響なので、筋肉に適切な負荷をかける筋トレ、ウエイトトレーニングをしている分には全く問題はありません。
むしろ、筋トレは身長を伸ばす要因にもなりうるものです。
筋トレが身長を伸ばす要因になる理由
もちろん筋トレをすれば絶対に身長が伸びるわけではありませんが、身長を伸ばすためのきっかけや刺激を身体に与えてくれます。
筋肉は縦にも大きくなる
筋肉は鍛えると太くなるイメージだと思いますが、縦にも大きくなろうとしています。
筋肉が縦にも大きくなろうとしていると、身体はキャパを増やそうとし、骨を伸ばそうとする働きが起こります。
それにより身長が伸びる、ということが起こり得ます。
骨に対し、長軸方向に刺激を加えると、軟骨がのびやすくなる
例えば足の骨だと、縦に長いですよね、その縦に長い骨に対し、長軸方向にスクワットやジャンプなどで刺激を加えると、その刺激により、骨の端である軟骨がのびやすくなります。
筋トレをすると成長ホルモンが分泌される
筋トレをした後、成長ホルモンが多く分泌されます。成長ホルモンが分泌されたタイミングで、栄養を摂取することで、身体の成長を助けてくれるということになります。
その成長ホルモンが分泌されたときに取るべき栄養素、骨の材料はコラーゲンです。コラーゲンはたんぱく質からなるものなので、結局筋肉を成長させるにも、骨を成長させるにも、たんぱく質(プロテイン)が必要となるわけです。
プロテインって薬じゃないの?みたいな疑問を持っている人もたぶんいますよね(笑)そういう人は、プロテインの説明や飲むべきか、おすすめのプロテインをまとめた記事も書いているので、そちらもぜひご覧ください!!
ボディービルダーや体操選手などのマッチョが小さい理由
筋トレをすると身長が伸びなくなる、と思っている人の多くが、ボディービルダーや体操選手のような背の低い超マッチョを見てそう思ったのだと思います。
しかし、ボディービルダーや体操選手は、若いころから筋トレをガンガンしていたから身長が低いわけではありません。
身長が低いほうが競技として有利だから、身長の低い人が活躍し、取り上げられているだけです。
同じ筋肉量の短い腕と長い腕があったら、短い腕のほうが隙間なく筋肉があるように見えるので、身長が低いほうがマッチョに見えやすいのです。なので、ボディービルでは身長の低い人が評価されがちとなります。まあでかいマッチョももちろんいますが(笑)
体操も、同じ回転をするのであれば、身長が低いほうが動きが小さくてすみます。なので、身長が低いほうがやりやすく、活躍しやすいというわけです。
逆にバスケやバレーをしたら身長は伸びる?
逆にバレーやバスケなどの身長が必要になってくるスポーツをしていると、身長が大きくなると思っている人もいますよね。子供や、スポーツに全く関心のない親御さんはそう思ってしまいがちです。
しかし、これも同じでやっているから身長が大きいのではなく、身長が大きいから活躍しているだけです。伸長が大きいから、身長を活かせるスポーツを始めただけにすぎません。
スポーツをやること自体は、成長をしやすくしてくれることもありますが、スポーツの種類で身長が伸び縮みすることはほぼありません(笑)
やるべきではないトレーニング
初めにも言いましたが、骨に過度に負担のかかるトレーニングは成長期だろうが大人だろうがやるべきではありません。
パワーリフターのように無理に重さを担いで限界に挑戦する、というのは競技でやっているのでいいんですが、筋肉を怪我なくトレーニングをするという面で見ると危険ですし、ほかの鍛え方はたくさんあります。
特に成長期にそういった無理をして骨や関節に負担をかけると、変形など、成長どころかその場での怪我にもつながるので、やめるべきです。
無理のない重さ、もしくは自体重でまずはトレーニングは始めていくことをおすすめします。初めは筋肉が弱いので、自体重でも問題なく鍛えられていきます。
自体重では負荷が少し物足りないな、と感じたらウエイトを少し持ってみたりして、無理なく鍛えていくことが、一番効率のいいトレーニングであると考えています。
中学から週6で練習、筋トレをし、高校からウエイトをしていた私の身長
私は陸上をずっと続けているのですが、中学の時、厳しい顧問が3人いて、練習量、筋トレ量を見てもかなり多かった学校でした。
腕立て腹筋背筋はもちろん、懸垂や20kgのシャフトを持たされてスキップをしていたり、中学生にしてはかなりハードにトレーニングをさせられていました。
また、高校に入ると週に1~多いときで3回くらいウエイトトレーニングの日がありました。
もちろん筋トレじゃない日は走りまくっていました(笑)
陸上選手にしては、かなりの頻度、負荷でトレーニングをしていたと思いますが、身長は173㎝です。特に高いほうではありませんが、親は余裕をもって抜かしましたし、特に成長が止まることなく普通に伸びることができました。
私の経験の話でしかありませんが、これだけ筋トレ、練習をしていても、身長が止まってしまったということはありませんでしたし、周りのみんなも親に対して身長が伸びなかった、、、なんていている人はいませんでした。
まとめ
適度な筋トレは、身長の成長を止めるどころか、伸びるような刺激を身体に与えてくれるものです。
何回も言っていますが、骨や関節を怪我してしまうほどの後負荷、もしくは高頻度でなく、適切にトレーニングをしていきましょう。
初めは自重、自重では物足りなくなってきたら、ウエイトをしてみる、というのが一番おすすめです。人によって筋力は違うので、いつから!というのはありません!自分で判断していきましょう!
多少頑張ったからといって身長は止まりません!!全力でスポーツに取り組んでいきましょう!!!
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