力まずに全力で走るコツ【短距離選手がタイムを伸ばすために】

こんにちは!!

皆さん、全力で走ろうとしたときに、どうしても力んでしまうという悩みを持っていませんか?

私は中学校の時、ずっとそういう力みがちな選手でした(笑)

力まないと全力で走っている気がしませんよね。

 

しかし、そのままだと、タイムが伸び悩んでしまうかもしれません。

 

なので、今日は力まずに全力で走るにはどうしたらいいか、という話をしていきたいと思います!!

 

 

力んでいる人の走り

まず、どういう状態が力んでいるのか、ということを考えてみましょう!!

力むな!!と顧問に言われても、何がどうなっているから力んでいるのかわからないですよね。

 

全力疾走は基本的にリラックスと力みの繰り返しです。

しかし、力んでしまっている選手は、このリラックスがうまくできません。

 

そういった選手によくみられる特徴を上げていくので、当てはまった人は注意です!

 

 

肩に力が入り、上がってしまっている

力んでいる選手で一番多くみられる特徴は、肩が上がってしまっている状態だと思います。

 

肩は腕の付け根ですよね。その付け根が力んでうまく動かなくなってしまうと、腕ふりがうまくできなくなってしまいます。

腕ふりは足の動きと連動しているので、肩の力みが最終的に足の動きを制限してしまうことになります。

 

 

手を握り締める

これもよくあるのですが、走っているときに、グーの手で握りしめてしまっている選手も、力んでしまっていると思います。

グーなのは構わないのですが、握りしめると力みにつながるので気を付けてください!

 

これも上と同じく、腕ふりがうまくいかなくなります。

 

 

歯を食いしばる

これもかなり多いと思います。

歯を食いしばってしまうと、首、肩などにも力が入るため、腕ふりに悪い影響を及ぼします。

 

速い選手は、食いしばらず頬が揺れています。

頬が走っていて揺れてしまうくらい、口元はリラックスしましょう!

 

 

 

地面を蹴ろう!!という意識が強い

地面を後ろに強く蹴ろう!!!!という意識が強い選手も、かなり力んでしまっていると思います。

上であげていた例は上半身でしたが、下半身に力みが見られる場合もあります。

 

地面を蹴ろう蹴ろうと頑張ってしまうと、後ろに蹴り上げてしまい足の回転がうまくいかなくなってしまいます。

いわゆる、足が流れている状態です。

 

速く走れないだけではなく、怪我をしやすいので、これも要注意です。

 

 

力まないで全力で走るコツ

それでは、本題の力まずに全力で走るコツを紹介していきます!!

中学生の時が特に力みがちだった私が、改善するために行ってきた練習、意識やイメージをすべて紹介します。

どれかがハマって力みが改善されることを期待しています!!(笑)

 

 

10割から9.5割のイメージへ

私が実践してみて一番効果があったな、という練習は、10割の全力で走るというイメージから、9.5割といったような、少し余裕を持ったイメージに変えたことです。

 

どこか余裕をもって走ることが出来ると、リラックスした上に全力で走る感覚をつかむことが出来ます。

何なら、試合でも9.5割のイメージでもいいくらいです(笑)

それくらい力みはタイムに悪い影響を与えてしまいます。

 

次の練習で、少し余裕をもって走ってみてください。

初めは全力よりもかなりスピードが落ちてしまうかもしれません。

しかし、慣れてくるうちに力まずに全力で走れるようになるはずです!!

 

 

どこか一部分の意識をやめる

例えば地面を蹴るときに、ハムストリングス(裏腿)を使う、また腕ふりを大きくするために肩甲骨を動かす、なんていった一部分だけの意識をいったんやめてみるというのも、かなり効果があったと思います。

 

もちろん、何か意識や目的をもって走る、練習に取り組むことはとても大切ですが、それらの意識が、力みにつながっているという場合もあります。

 

どこかがいい動きをするのではなく、全身がいい動きを同時に行うことが、速く走る上で重要となってきます。

全身が同時に動かなければいけないのに、どこかを意識しすぎて、動きがおかしくなってしまう、力みにつながってしまうのなら一度やめて、何も考えずに走ってみることをおすすめします。

 

 

ロングスプリントの練習をしてみる

すごい嫌なのはわかりますが、これも動きなどを改善するにあたってはとてもいい練習だと思います、

 

400mなどの距離を速く走るには、力んでいたら疲れてしまって後半が走れないので、力まないで走る方法を自分なりに見つけられるはずです。

400mなどの長めの距離を、無理なく変化の少ないペースで走れるようになると、初めに比べて力みや無理の少ないフォームになっていると思います。

 

その動きを全力でできるように、そこから9.5割で走ってみるなどの練習に切り替えると、ペースアップに対応しやすいです。

 

 

競ったら力んでしまう選手は

一人なら大丈夫だけど、競った時に力んでしまう、って選手もいますよね。

そんな選手のために書いている記事もあるので、そちらもぜひご覧ください!!