こんにちは!!
今日は、桐生選手が履いていることで有名な、ピンのない短距離スパイク、メタスプリントについて記事を書いていきます!
まだ履いて走ったわけではありませんので、予想でしかありませんが、こういう選手にあうんじゃないかな~~などといったことについてまとめていきたいと思います。
Twitterに写真が大量に出回っているので、見たことくらいはありますよね!
昨日ついに発表がありましたアシックスのメタスプリント‼️
— ステップスポーツ新宿本店 (@step_shinhon) April 1, 2020
4月17日、ステップスポーツ新宿本店、ステップ陸上本店、2店舗で発売予定になっております✨
販売方法は決まり次第、Twitterでお知らせ致します。#ASICSTF #ステップスポーツ新宿本店#METASPRINT pic.twitter.com/NnaASmR5PL
目次
ピンが無いことでどうなるのか
ピンレスという言葉だけよく聞きますが、ピンレスにすることでどういうメリットがあるのかよくわからないですよね。
Asicsのメタスプリントの紹介文を簡単にまとめると、「接地の際のピンが刺さってから抜けるまでの時間を短縮、ピンが抜ける際のエネルギーロスを軽減し、効率的な力の伝達が可能な構造、一般的な樹脂素材よりも約5倍、軽くて強いカーボン素材をプレートに採用、今までのカーボン素材では実現し得なかった複雑形状」
https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/trackfield/metasprint
接地の際のピンが刺さってから抜けるまでの時間を短縮。これがピンレスのメリットです。
今までのスパイクは、地面をピンでいったんとらえて、蹴りだすときにピンが抜けていくのが当たり前でした。これがアシックス的には、無駄な時間だったわけです。
0.01秒を争う短距離選手にとって、この時間の短縮というのは、かなり大きな部分だと思います。
グリップ力は落ちる?
ピンがついているスパイクに比べると、グリップ力はもちろん落ちてしまいはすると思います。
しかし、桐生選手、ウォルシュ選手がベスト近いタイムで走れているところを見ると、走る上では全く問題のないくらいグリップ力はありそうですね。
後に詳しく書きますが、後ろにしっかり蹴って走るタイプの選手、地面をひっかいてしまう走りの選手だと、かなり走りにくくなってしまうと思います。
カーブは走れるのか?
これも上と同じく、桐生選手のリレーの3走、ウォルシュ選手の400mを見た感じでは、全く問題なく走れると思います。
先ほど地面をひっかく走りの選手は走りにくいと言いましたが、特にカーブではロスが大きくなってしまうと思います。
プレートは超高反発
Asicsの公式HPの紹介文で、従来のものより約5倍、軽くて強いカーボン素材、と書いてあったので、かなり硬く、超高反発スパイクであると思います。
今まで出ていた、レイスプリント、ソニックスプリントエリートなどの、反発性のかなり強いスパイクよりも、おそらくかなり強い反発性になるので、履きこなせる選手は少ないかもしれませんね。
アッパーはHL-0メッシュ
少し前に発売された、ソニックスプリントエリート2でも使われていたアッパー、HL-0 メッシュがこのメタスプリントにも使われています。
実際にソニックスプリントエリート2は履いたことがあります。
このメッシュには3つ特徴があるので、それと履いた感想なんかも添えて紹介したいと思います。
フィット感が強い上に、柔らかい
今までのスパイクのアッパーは、エナメルや人口皮革が多かったですよね。ブレード系やオーダースパイクはそうでした。
なので、新品の時は特に硬い印象でした。
しかし、このHL-0 メッシュは、伸縮性があり、バネのようなメッシュになっています。
なので、フィット感が強いうえに、柔らかく足を包み込むような履き心地になっています。
足の動きに合った伸び縮みをしてくれる
上でも言ったように、バネのような伸縮性を持ったメッシュなので、蹴りだす動きの時なんかに、靴の中で足がずれてしまったりせず、エネルギーロスがかなり少ないと思います。
結構きつい動きをしても伸びきったりはなかなかしないので、ちゃんと足の形に戻ってきてくれます。
また、履くときも足の形に合わせて伸びてくれるので、かなり足を入れやすかったです。
今までのスパイクのように、いちいち靴ひもを全解きする必要はないかと思います。まあいちいち解いて、無理なく足を入れたほうが靴には優しいですけどね(笑)
耐久性が高い
触った感じも柔らかくてすぐに破けてしまいそうだと思っていましたが、耐久性がかなり高いそうです。
これは完全に聞いた話となってしまいますが、アッパーの寿命が長いということは、練習なんかでも使いやすいですね。
かなり軽量
25.5㎝で、約130gだそうです。
ピンが無い分もそうですが、ピンが無いということは、ネジ穴も無くなっているということなので、ピンがあるスパイクに比べると、かなり軽量化されていることになります。
軽量スパイクで有名なミズノのクロノインクスよりも軽量ということなので、日本メーカーだとトップになりましたね。
どういう選手に合うのか
クロノインクスやソニックスプリントエリート2と同じように、地面からの反動をうまく活かして走っていける選手でないと、履きこなすのは難しいと思います。
初めにも軽く言いましたが、後ろにしっかり蹴る選手、地面をひっかくような走りの選手は、普通のピンのついたスパイクのほうが絶対にいいと思います。
なぜなら、ピンが無いと後ろに蹴ったり、引っ掻いたりできないからです(笑)簡単ですね理由は。
滑ってしまうような感覚に陥ってしまうこともあると思います。
また、地面からの反動をうまく活かして走っていける選手で、その上でかなりパワーのある選手である必要があります。
プレートがかなり硬く、反発性の強いスパイクなので、パワーがないと、プレートを曲げることができず、プレート負けしてしまいます。
10秒台中盤~くらいのトップ選手モデルのスパイクであると思います。
値段
36000円となっています。
ミズノのクロノオニキスくらい高いです。
値段から見てわかる通り、超トップ選手モデルですね(笑)
最近陸上シューズの値段めっちゃ上がってきてますよね特に長距離は(笑)
まとめ
桐生選手が履いていることなどから、かなり話題性のあるスパイクだったので、履いてみたい!!って選手も多いと思いますが、履きこなせる選手は正直少ないと思います。
スパイク好きの私でもたぶんこれは買いません(笑)
自分に合ったスパイクを選んでいきましょう。
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